椎間板ヘルニア


◆背骨の腰部の椎骨と椎骨の間でクッションの役割を果たしている軟骨(椎間板)が変性し、組織の一部が飛びだすことをいいます(ヘルニア=何かが飛びだすこと)

 

 椎間板は、コラーゲンを豊富に含む弾力性のある組織であり、椎骨同士の衝撃を吸収し、椎骨間で微小な動きをするための軟骨関節を形成します。

 

丸い円盤状の構造をしており、通常は椎骨の中におさまっています。しかし、何らかの衝撃や荷重が断続的に加わると、柔らかい椎体が変性し、椎骨から突出して椎間板ヘルニアを発症します。

 

椎間板ヘルニアの発症には遺伝や喫煙が関与していることも分かってきました。


腰椎間板ヘルニア


◆椎間板ヘルニアは、比較的若い方に多く、軽くぎっくり腰の様な状態で過ごすうち、「繊維輪」と言う壁に包まれた「髄核」と言う柔らかい物質が、変圧によって飛び出した状態。

 

◆または、椎間板そのものが変形して神経を圧迫した状態。

◆MRIでヘルニアがあっても、痛みや痺れの直接の原因でない事もあります

◆ヘルニアが柔らかい髄核が飛び出した状態でしたら、3ヶ月もすると枯れて小さくなります。

◆軟骨の変形でしたら、何年たってもMRIにヘルニアの映像が残るのです。

頚椎間板ヘルニア


◆頚椎の椎間板ヘルニアも腰椎と同じく、何らかのきっかけで、飛び出し、腕や指先にしびれや痛みを送ります。

 

◆状態が悪いと、尿漏れなどの症状が起こる事もあります。

胸椎間板ヘルニア


◆姿勢の悪い状態を続けていると、背部にも椎間板ヘルニアが起きる事があります。

 

◆猫背の状態や、うつむくスマホ首、うつ伏せで本を読む、書き物をするなども、背中だけでなく首、肩、腕、腰にも影響が出た来ます。

◆椎間にヘルニアがあっても、痛みや痺れの原因は、変形した骨でない事が多く、歪める原因となった筋の硬結かもしれません。トリガーポイント手技療法がお薦めです。